9.24.2010

北京情報1

こちらに来て3日が過ぎました。みなさまお元気ですか?
私の方は、入る予定だった寮に「部屋が足りない」という理由で入れず、
相変わらずの中国です。仕方なく学校近くの安宿に逗留していますが、
寮側には「入れると言ったのだから早めになんとかしろ。
一か月以内に部屋を用意しろ」とすごんでおきました。
たぶん彼らには効果なしだと思いますが。。。

さて、本日、自転車を購入しました。北京で活動している、
サイクルフィギュアの Ines Brunn の店に行ってきたのです。
NATOOKE というお店で、アフリカの言葉で「緑色のバナナ」という意味のようです。
(www.natooke.com) オープンして間もないらしく、
中国の法律をクリアしてビジネスを始めるまで、
8か月かかったと疲れた顔で話してくれました。
Ines には初めて会いましたが、とても気さくで良い女性でした。
さすがに世界を代表するサイクルフィギュアのパフォーマーだけあって、
薄着からのぞく腕や上半身の筋肉はすごいものがありました。34歳だそうです。
英語と中国語、それに母国語であるドイツ語を使いこなす才女でもあります。

東京から来たこと、ポロをやっていて、ピストに乗っていること、
W-baseからNATOOKEを教えてもらったことを伝え、
日本円で3万~4万で完成車が買えないか、と相談したところ、
3台ほど見せてくれました。すべて同じメーカーのフレームで、
Add one と書いてあります。どうやら中国メーカーのものらしく、アルミ。
同じフレームが店内に山のように飾ってありました。ざっとみまわしたところ、
ピストフレームで私が知っているものは他にはFUJIのみでした。
その3台の中から、前後HALOの25Cをはき、
Hplusもどきのディープリムをはいた黒っぽいフレームを選び、
見まわすとランドナーの28Cが一本だけあったのでそれをリアに、
そしてなんとHold fast(どうやら本物)がたくさんあったのでそれを装着し、
総額3万8千円くらいで購入しました。
タイヤの履き替えからコグの交換など、
すべてInesがやりましたが、さすがに慣れた手つきで、
すばらしいメカニックでもありました。
置いているパーツはどれもほとんど見た事がないようなものばかりで、
よくみるとSuginoのクランクだったり、OURYグリップだったり、
Duraのコグだったりがぽつぽつと。
いわゆる地産地消スタイルで自転車を楽しんでいるお店、といった雰囲気でしょうか。

北京のピスト事情をいろいろ聞きました。
台湾には全く及ばないものの、すこしづつ増えてきているようです。
定期的にアーレイキャット等のレースイベントを、
Inesが中心となって開催しているみたいですし、
私が店にいた2時間くらいの間にも、何人かの若者が店に来ていました。
自転車は皆見た事もないようなフレームばかりでしたが、
店の前でバックサークルの練習をしたりして、楽しんでいる様子でした。
ポロはどう?と聞くと、まだまだプレーヤーは少ないと言っていました。
2日間のイベントでも2日めにポロをやったりするらしく、
皆疲れていてあまり盛り上がらないことが多いと。
これから増やしていけたら良いなと言っていました。
ただ、店に来る若者に「僕は東京から来た。ポロプレーヤーだよ」というと、
ほぼ全員がバイクポロの存在は知っていました。

購入した完成車、さっそく宿までの20キロ近くを走ってみましたが、
スイスイ走って全く問題なし。北京市はほとんど坂がなく、
たとえどんなに大きな幹線道路でも、
自転車専用レーンをきっちり分けているので、
比較的走りやすい街であることが再確認出来ました。
ただ、車のドライバーの運転マナーは最低のレベルで交差点はかなり危険、
また、最近は音もなく近寄る電気バイクがかなり増えていて、
気がついた時にはすぐ後ろにぴったりつかれているなんてことが何回もありました。
バイクは自転車レーンを走るんです。
そして、地獄のような大気汚染はとどまるところを知らず、
宿に戻った時には白いTシャツがなんとなく灰色になり、
のどはボロボロでした。
学校まわりやちょっとした買い物に活躍する自転車になりそうです。

いくつか写真を添付いたします。
こちらはブログやtwitterだけでなく、Facebookも駄目です。
不便なことこの上ないです。

とりあえず、報告一発目ということで。

Sekiguchi






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